u1005のブログ

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広告とか性とかwebとか宗教に関して。先端と末端の間から。経済性と社会性の間から。

「タブー」とは何か。宗教や性を交えて。

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なぜタブーはタブーなのか

(新興)宗教の話、差別の話、性についての話。 人が意図的に避けて、普段はなかったことにしている話。

きっと、重要だからこそ避けている。 重要で、人の根幹に関わる問題だからこそ意図せずに意図しない対象を傷つけ、感情を逆撫で、意図しない反応を引き出してしまう可能性がある。

はじめは気遣いだったのだと思う。 ただ、社会が形成されて暗黙の合意が形成されてタブーという概念が生まれる頃には、その話題を口にすることそのものに「感情的な負い目」を、人は感じるようになったんだ。

タブーという概念は一種の社会防衛機能と言えるかもしれない。

目をつぶることで得られるもの

つつがなく過ごすことが出来る。1年や2年という単位ならタブーに一切触れずに過ごすこともできるだろう。 でも、20年や30年という単位だとどうだろう。おそらく目をつぶり続けることは難しい。 宗教の話や性の話が必ずしも本人では無いにせよ、近しい人間やパートナーに降りかる可能性は大いにある。

タブーに直面するということ

日々をつつがなく過ごすことはもちろんとても大事なんだけれど、つつがなさが重要視されて感情的な反応が均一化されてしまっている現代において、いざ宗教の問題や性の問題が自らの身に降りかかったときや、身の回りでそのような問題が起こったときに、適切な反応ができずに不利益を被っているパターンを見かける。

本来なら口に出さないことと考えないことは分離されているべきだ。 けれども長い時間を経て口にすべきでないという考え方が本能に近いところに刷り込まれていった結果、考える力が衰えてしまって、拒否や嘲笑といった単純な反応しかできない人が多くなっている。

考えるきっかけを持っておこうとすること

(均一的な拒否反応が予想される故に)HNKという存在の良し悪しはこの場で語らないこととして、クローズアップ現代で取り上げているテーマには時々「おっ」と思わせられる。

アジアが泣いた AV女優の死 ~歪んだ“性”と闘う~

www.nhk.or.jp

“ポスト”に託された命 ~赤ちゃん100人のその後~

www.nhk.or.jp

生かされなかった教訓 ~松本サリン・20年後の真実~

www.nhk.or.jp

いずれも世の中のタブーに関して取り上げている。

社会からの反応は良いものばかりでないだろうし、均一的な拒否反応を示される割合が高いことも容易に想像がつく。 それでも社会に一石を投じて波紋を敢えて広げようという姿勢は、主体がどこであれ個人的にはすべきことだと思う。

タブーについては、また取り上げたい。